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村上春樹における逸脱
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村上春樹における逸脱

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作者簡介
目次
書摘/試閱

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村上春樹1979年出道至今已逾40年,有長、中、短篇等許多的小說創作、雜文小品、翻譯作品。作品常見有命運橋段的安排。此作品中角色的命運式的相會或貫穿村上文學與其他作家間的無心插柳兒柳成蔭式的命運結果,更深化村上春樹文學的寬度與深度。本叢書第9輯收錄的論文,皆是從「命運」角度來談論村上春樹的課題。「命運」之於文學創作思維或之於與其他文學創作家交融中,呈現超越人類無法用邏輯思維來解釋的現象。於是「命運」一詞更成為普羅大眾生命軌跡深淺刻度或偶然交會的光芒。

作者簡介

曾秋桂

淡江大學日文系教授兼主任
日本廣島大學博士
淡江大学副教授、東呉大学兼任教授、銘伝大学兼任教授、
淡江大學日文系村上春樹研究室室長(2011.8-2014.7)
淡江大學村上春樹研究中心主任(2014.8-)
①教育部聘任「中等學校師資培育專門課程審核作業應用外語〈日文組〉科審查委員」(2007-2013、2016-2018)
②教育部聘任「中等學校師資培育專門課程審核作業第二外語日文科審查委員」(2007-2013、2016-2018)
③財團法人高等教育評鑑中心基金會聘任「大學校院系所評鑑委員」(2008-2015)
④考選部聘任「97年專門職業及技術人員普通考試外語導遊人員考試口試委員」(2008-2015)
⑤97年公務人員特種考試外交領事人員外交行政人員及國際新聞人員考試、97年公務公務人員特種考試國際經濟商務人員考試及97年公務人員特種考試國家安全局國家安全情報人員考試口試委員
⑥99年度職業學校教師資格檢定考試納入任教職群專門科目之可行方案計畫外語群日語類專家會議(2011/01/01-08/31)

村上春樹研究叢書第九輯
 
《村上春樹中的脫序》校長序
 
本校於 1950 年創立,發展至今擁有四個校園,成為台灣最大型的綜合私立大學,辦學理念為「國際化、資訊化、未來化」三化教育。淡江大學學生在此三化教育理念以及「樸、實、剛、毅」校訓的薰陶下,成為了「立足淡江、放眼世界、掌握資訊、開創未來」,
 
具有心靈卓越的淡江人。本校辦學卓越的佳績,可由 2022 年《Cheers》雜誌「全國 2,000 大企業最愛大學生調查」中連續 25 年蟬聯私立大學第 1 名輝煌成績,獲得印證。並制定「AI+SDGs=∞」為校務發展的最高指導原則,永續發展本校「智慧大淡水、開創大未來」的藍圖榮景。
 
本校創新的一環是 2014 年成立了世界唯一的「村上春樹研究中心」(前身為 2011 年成立之村上春樹研究室),剛歡慶經營 10 年有成的佳績。當前也將本校發展 AI 決策融入村上春樹學研究,努力成為結合人文素養與 AI 科技研究標竿,涵育 AI 科技與人文素養永續力,發展成世界級的創新最佳典範。
 
欣聞日本知名濱口龍介導演改編了村上春樹小說《沒有女人的男人們》(2014 年文藝春秋)中收錄「Drive My Car」,於 2021 年 8 月拍成「在車上」電影上映。創下日本電影首次榮獲第 74 屆坎城影展最佳劇本,亦獲得美國國家影評人協會獎最佳影片、金球獎最佳外語片等多項國際大獎,並榮獲 2022 奧斯卡最佳國際電影獎殊榮。
 
可謂透過電影的方式,村上春樹文學又更緊密與世界聯繫著。本校村上春樹研究中心跨越 10 年有成的里程碑,繼續朝向舉辦「2022 年第 11 屆村上春樹國際學術研討會」邁進。且出版的《村上春樹研究叢書》已累積至第九輯,此耀眼的成績,正是本校「樸、實、剛、毅」校訓的展現。榮獲諾貝爾文學獎呼聲極高的村上春樹研究,業已在淡江大學開枝散葉,傲視寰宇。
 
適逢村上春樹研究叢書第九輯《村上春樹中的脫序》付梓前夕,特為文誌之,以資鼓勵。
 
校長葛煥昭 謹識於 2022 年 3 月

目次

寄稿
01東京大学名誉教授・名古屋外国語大学副学長 沼野充義
村上春樹文学の世界における逸脱――『ねじまき鳥クロニクル』に即して
02北海道大学大学院文学研究院 中村三春
逸脱するメタファー ―村上春樹の/による修辞学―
投稿論文
03淡江大学教授 曾秋桂
創作パターンの「逸脱」から見た『一人称単数』の装置
─村上春樹の意識の、あるいは魂のずっと深い場所に目を向けて─
04淡江大学日本語学科 葉夌
村上春樹文学における日常生活からの逸脱
―「品川猿」と「品川猿の告白」との比較を中心に―
05淡江大学助理教授 樋口達郎
「逸脱」する短歌
―村上春樹「石のまくらに」における短歌について―
06広島大学大学院博士課程後期 阿部翔太
小説家からの逸脱
―ラジオDJとしての村上春樹―
07復旦大学 鄒波
村上春樹短編小説の初出誌と読者意識
—1980年代の「逸脱」を中心に—
08北京外国語大学 楊 炳菁
村上春樹文学における「逸脱」
―「象の消滅」における渡辺昇を中心に―
09荻原桂子
村上春樹『ねじまき鳥クロニクル』における逸脱
―「致命的な死角」への「壁抜け」―
10淡江大学日本語文学科教授 落合由治
村上春樹作品における逸脱―質的量的研究による探究―

書摘/試閱

村上春樹文学の世界における逸脱
─『ねじまき鳥クロニクル』に即して─
沼野 充義
村上春樹の『ねじまき鳥クロニクル』(第 1 部・第 2 部 1994 年 4 月刊、第 3 部 1995 年 8 月刊、新潮社)は言うまでもなく、村上春樹の長編小説家としての画期的な新境地を示す 1990 年代の代表作であり、いまでも彼の全創作の頂点(の一つ)として高く評価され、多くの読者に愛読され続けている。当然この作品に関する評論や研究も非常に多い。私自身も第 1 部・第 2 部が刊行された直後に「村上春樹は世界の「いま」に立ち向かう――『ねじまき鳥クロニクル』を読み解く」という評論を『文學界』1994 年 7 月号(pp. 156-164)に発表しているし、第 3 部が出たときには、やはり『文學界』の誌面で鈴村和成氏と対談の形で詳しく作品について討議している(1995 年 10 月号、 pp.100-123)。1いまさら自分としてはこの小説について何か新しい知見を加えられるとも思っていなかったのだが、最近ある機会があってこの作品を久しぶりに読み返し、初読の時にははっきりと見えていなかった興味深い点を多く発見して作品の真価に少し近づいたように感じた。そして特にシンポジウムのテーマである「逸脱」という観点から多少は新しい光を当てられるのではないかと思い、今回改めて論ずることにした。

1 本稿執筆にあたっては、これらの文章に基づき、「逸脱」という観点から大幅に改稿のうえ再利用していることをお断りさせていただく。
日常から少しずつずれていく
まず個別の作品を論ずる前に、一般的に言って、村上春樹が「逸脱」した存在であるかと言えば、おそらくそのような印象はあまり強くないだろう。村上は、デビュー当時から日本文壇の主流である私小説的な純文学からははっきり一線を画し(そもそも、日本文学の伝統から最初から吹っ切れているように見え)、創作においてだけでなく、作家としても文壇的な付き合いを避け、日本から離れて暮らすことも多かったので、その意味では日本文学の(いや、日本の文壇の、と言ったほうが正確だろうか)主流からは「逸脱」していたとは言えるだろうが、その代わり新たな若い読者層を開拓し、強い支持を受けて人気を博してきたのだから、純文学系の批評家たちからは辛口の批評を浴びせられたことがあるからといって、特に「孤高」の存在とは言い難いだろう。作風に関しても、「日本離れ」したポップな洒落た文体とテーマは最初から彼だけの独自の世界を作っていたが、例えば暴力とか性の描写とか、あるいは難解な言語実験によって、一般に受け入れられる文学の規範から大幅に逸脱していたわけではない。むしろポップな都会生活の表層を周縁から描きながらも、過激に逸脱することはないという印象が強かった。
しかし、村上作品のその後の展開を追っていくと、ポップな日常生活の表層から大幅に逸脱しない、といった当初のイメージは根本的に誤っていたことが分かってくる。そのプロセスについてここでは触れないが、それが決定的になったのが『ねじまき鳥クロニクル』だったと言っていいだろう。ここで現れた作家は、『風の歌を聴け』の作者とはすでに根本的に違う過激な逸脱者としての風貌を備えている。
『ねじまき鳥クロニクル』の主人公「僕」は、東京の世田谷区に住む三十歳の男性で、名前はオカダ・トオル(岡田亨)。法律事務所の「使い走り」的な雑用をしていたが、それも辞め、現在失業中である。妻のクミコが出版社に勤めているので、トオルのほうはもっぱら家にいて「主夫」業をやっている。とはいっても、子供はいないので(以前、一度、クミコが子供をおろしたことはあるが)たいした家事があるわけではない。時は一九八四年の初夏。ある火曜日の午前、彼が家でスパゲティーをゆでていると、突然見知らぬ女から電話がかかってくる。まったく聞き覚えのない声だが、彼女はトオルを知っていると言う。そして、十分だけ時間をくれれば互いに気持ちが「わかりあえる」と、妙な提案をする……。しかし、こういった発端で描かれているのは、リアリズムの枠の中で処理が可能なディテールばかりである。典型的とは言えないにしても、現代風俗の中ではそれほど風変わりとは言えない若い夫婦の暮らしのある断面を、さっと切り取って見せたといったところか。妙な女からの電話にしても、単なる性的な悪戯電話と考えればすむ。ところが、この電話をきっかけにして、トオルの身の回りには奇妙なことが次々に起こっていく。妻のクミコが特に可愛がっていた猫の失踪。その猫を探しているとき知り合った十六歳の奇妙な少女。そして、クミコに猫捜しを頼まれてトオルに接触してくる加納マルタ・加納クレタという一種の霊能者の姉妹。こうして東京・世田谷の平凡な日常生活は、次第に異次元の力の侵入を受けるようになっていく。そして最後には、トオルとの結婚生活に満足しているかのように見えたクミコが突然失踪してしまい、それをきっかけにクミコの実兄である綿谷ノボルという人物が、トオルの生活に干渉し始める。トオルとはまったく対極的な不愉快な性格のこの人物は、どうやら邪悪な世界に通じているらしい……。
こんな風にして、作品世界はリアリズムの枠内で処理できそうな平凡な日常から、細かい――一つ一つはそれ自体としては異常とは言えない――異変の積み重ねを経て、非日常的な現実へと「逸脱」していくのである。

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